プロジェクト事例
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売上予測業務のモデル化・標準化
- クライアント
- 大手製薬会社
- 課題
- 製薬会社の売上予測等のデータ分析業務に関して、取り扱う薬毎の予測モデルが複雑化しており、エクセルベースで数千行にわたるものとなってしまっていた。分析を行う担当人材毎にエクセルシートや計算モデルも完全に属人化しており、担当者以外の人間が代理対応することもできない状態となってしまっていた。
- 支援内容
- 分析プロセスの現状把握、現実的な標準化の仮説設計、実際のエクセルモデルの読解・標準化モデル作成を遂行。
特に、属人化された状態では元々「自身がカスタムした、自身にとって使いやすいモデル」であり、標準化させることを避けたがる風潮もあったため、クライアント担当者・キーマンを巻き込んだ意識統制を行うことも含めて進め、最終的には合意、納得できるものを作り上げた。
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大手SIerとの連携による複数プロジェクト全体プログラムマネジメント
- クライアント
- 大手SIer/大手小売グループDX子会社
- 課題
- 大手SIerの顧客企業(大手小売)が、DX推進のためのデジタル子会社を設立。同時並行で30ものプロジェクトを立ち上げるも、スキル/リソースの面よりマネジメントが難しい状況。結果として、進捗の滞りや開発上のトラブルが頻発。
- 支援内容
- プロジェクト横断での進捗/課題管理を取り纏め。全体、領域毎、PJ毎と階層を分けてそれぞれ体制を組み、アプローチ。全PJの“現状診断”を実施し、管理状況に応じて個別PJへの介入/支援を実施。顧客であるデジタル子会社の経営との定例討議についてもアジェンダ設定、ファシリテーションを通じて主導。
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AIを搭載したITソリューションプロダクトの事業性評価・企画開発推進
- クライアント
- 製造業グループ内のITサービス会社
- 課題
- 製薬会社の特定申請業務を効率化する、AI機能を搭載したITソリューションプロダクトの企画開発を進めている中、リードする人材が不在であり、事業性評価やPJ自体の進行が適切に進まない状況にあった。
- 支援内容
- グループCDOやグループ会社社長、現場担当者の方々と連携のもと、外部エキスパートインタビューを中心に事業性評価を進行。エキスパートインタビューを通じ業界における共通課題・ニーズを把握し、IT機能の開発へと接続を実施。
加え、具体顧客の獲得を含めた事業開発を同時推進。トライアル企業を複数社獲得して事業化もフォローし、現在もプロダクトの企画・開発推進を含め継続支援中。
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会計システム導入プロジェクトにおける制度策定支援及びPMO推進
- クライアント
- 大手小売グループのDX会社
- 課題
- 同社でグループ企業に導入を進める会計システムについて、プロジェクトは発足したものの、会計制度知見者やリソースが不足しており、プロジェクト推進が滞っている状況にあった。
- 支援内容
- 監査法人及びコンサルファーム出身者をアサインし、それまで知見のなかった原価法や管理会計領域の要件定義を実施。新システムのための業務要件、特に監査法人視点で要件漏れがないかをチェックし、リスクの洗い出しを遂行。
また、プロジェクトマネージャの補佐としてPMO業務を実施し、横断的なプロジェクト管理も実施し、現在継続支援中。
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CVC立上げ企画支援
- クライアント
- 大手地方エネルギー企業
- 課題
- 同社はグループ全体のDXを専門部署で中長期的に推進する一方で、既存の組織/制度では専門部署と現場との距離が一部生じている、既存Bizとの関りが深いクイックヒット的な案件が好まれる傾向がある、等、新規事業開発とオープンイノベーションを強力に推進すべく、より柔軟な取り進めや出資形態が取れる選択肢が必要とされていた。
- 支援内容
- 課題に対して、現場担当者の方々と2人3脚の形態でCVC企画に繋がる内外調査を実施。
分担分けしながら、CVC/VC業界の生の声を集めつつ、同社グループ内のこれまでの活動の課題感とも合わせ、同社グループにとってのCVC立上の意義、基本方針および立上に向けたロードマップを取り纏めた。
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現場の戦略/戦術討議ファシリテーション支援
- クライアント
- 大手製造メーカー
- 課題
- 営業/製造/技術で其々現場で奮闘されているものの、全社戦略を意識した方向性議論や未来の担い手としての将来議論、の機会がこれまでなかった。全社戦略を現場に落とし込むことや、自分事として具体アクションに落とし込んでいくためにも必要だった。
- 支援内容
- 領域毎に部課長層を集め、事前に論点を定めて議論を数回ずつ実施。実施過程においては各領域の将来を担うであろうキーパーソン数名の方とは別でセッションを取りながら、議論の細かい進め方や、あるべきアクションの落し込みに向けてのファシリテーション、について議論しながら進めた。結果、営業/製造/技術で実施方法やメンバーは柔軟に調整する形となったが、これまで全社的に斯様な取り組みは行われておらず、部課長層の意識変化、次の若手層への巻き込み可能性、等へと繋がる結果となった。
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新規事業におけるマーケティングプランの検討・推進
- クライアント
- 大手メディア企業
- 課題
- 特定業界への新規参入にあたり、事業構想をアライアンス先と練っている段階ではあったものの、競合他社のマーケ戦略の詳細分析、そのうえでの自社のマーケティングプランの検討が不十分だった。
- 支援内容
- 競合他社の広告戦略だけでなく、顧客、チャネル、収益の流れ等を踏まえて、ビジネスを構成する要素をあらゆる側面から定性/定量的に分析。
また、当該事業はネイティブアプリを利用したビジネスであったため、顧客体験の具体を調査を通じて理解することで、あらゆるタッチポイントを洗い出し、適切な情報発信方法を設計したマーケティングプランを策定。
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人事領域、マーケ領域責任者代替支援
- クライアント
- 特定商品小売
- 課題
- 業界の変革に対し、レガシーな取り組みを刷新していく中で、過去のやり方に捉われない人事戦略/施策、マーケ戦略/施策が必要だったが、プロパー社員では知見/経験が不足していた。
- 支援内容
- 人事部長代替、マーケ部長代替という形態で、其々の領域の経験強い人材により支援。前者は人事/労務制度刷新や採用支援、後者はデジタル含めたマーケ企画、アナログ店舗での新たな戦略策定/実行を担い、其々の領域でプロパー社員の方々の育成等も同時に担っている。
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特定事業における流通改革支援
- クライアント
- 大手流通
- 課題
- 特定レガシー業界の流通における流通改革を通じた収益増の検討過程において、クライアント自身が担う意義、新たなモデルの選択肢の検討や、選択肢ごとのメリット・ デメリット・費用対効果の精査ができていなかった。
- 支援内容
- 以下を実行し、クライアントの検討/判断を支援。
・既存ビジネス商流の現状把握・改革選択肢の検討
・改革選択肢ごとの実現可能性精査・費用対効果精査
・デジタル・IT施策検討におけるビジネス要件検討